こんにちは。理学療法士の平野です。
10月20日(木)、11月17日(木)の2日間に分けて、二宮消防の方々のご指導による「応急手当講習」をスタッフが受講しました。講習会には医療事務、看護師、鍼灸師、リハビリ助手、理学療法士などの様々な職種が参加しました。大変勉強になったので、スタッフブログでご紹介します!
傷病者の命を救い社会復帰に導くために必要な一連の行いは「救命の連鎖」と呼ばれていて、4つの輪が途切れずに素早くつながることが大切と言われています。
今回の講習会では②早期認識と通報③一次救命処置の役割を学びました。
倒れている人を発見したときには、②早期認識と通報を行います。
周囲の安全を確認し、倒れている方の意識を確認します。大きな声で周囲にいる方へ「あなたはAEDを持ってきてください」「あなたは119番をお願いします」と具体的な指示を出し助けてもらいます。
応援を頼んだら③一次救命処置を行います。
心拍と呼吸が停止していた方を想定して心肺蘇生法を訓練用のマネキンを使用して体験しました。胸骨圧迫を2分間続けましたが、体力が必要だと強く感じました。AEDが到着し、胸骨圧迫を引き継いでもらっている間に訓練用のマネキンにパッドを貼付、ショックを開始するための注意事項も学びました。
ここまでの訓練を繰り返し反復練習させていただき、応急手当講習が初めてのスタッフも段々と自信を持つことが出来るようになりました。
一次救命処置は救急隊や医療関係者でなくとも実践することができます。1秒でも早く対応を行うことで、傷病者の命が助かる可能性や社会復帰できる可能性が高まるそうです。ご高齢の患者さまが多くご来院されるので、万が一に備えて院内にいる多くのスタッフが今回の講習会に参加しました。
今回の講習会では、二宮消防の方々の一次救命を通じて一人でも多くの方を救いたいという強い想いが伝わってきました。今回の学びを忘れぬよう定期的に振り返りの機会を作り、救急隊に最善の状態で引き継いでいただけるような医療機関を目指して行きたいと思います。
二宮消防の方々、ご指導くださりありがとうございました。
医療法人 井上整形外科 医療安全委員会
理学療法士 平野