足首の関節軟骨がすり減ってしまい、関節の炎症や変形を生じる状態が変形性足関節症です。関節軟骨がすり減る原因は、長年の荷重によるもの、過去の骨折や捻挫などのけがによるものなどが考えられます。足首の関節が腫れ、痛みを伴うことが多いため、日常生活に支障を来します。
当院では2種類の治療を行います。
一つ目は薬物療法です。鎮痛薬や湿布を処方します。
二つ目はリハビリによる治療です。運動器リハビリは足首への負担が軽減する動作や姿勢を目指し、動作指導やストレッチを行います。物理療法は足首に対して干渉波などの電気治療を、熱感の強い場合にはアイシングを行い痛みの緩和を図ります。
スポーツなどで足首を捻った際に、靱帯を損傷したものを足関節捻挫と言います。捻挫は「①靱帯が伸びてしまった状態 ②靱帯の一部分が切れてしまった状態 ③靱帯が完全に切れてしまった状態」の3つの程度に分類されます。捻挫が軽度であった場合には、運動量を制限して安静にすることが重要です。重度であった場合には、しっかりと固定が必要となります。
捻挫を繰り返す方については、足関節に集中したストレスがかかるような動作やお身体の硬さが原因として考えられます。ストレスの軽減できる動作や適切なストレッチを指導させていただきますので、お気軽にご相談ください。
当院では3種類の治療を行います。
一つ目は薬物療法です。鎮痛薬や湿布を処方し炎症と痛みの緩和を図ります。
二つ目は固定による治療です。損傷した靱帯を安静にするために程度に合わせてサポーターやギプスによる固定を行います。
三つ目はリハビリによる治療です。受傷間もない時期には腫れて熱を持つ患部をアイシングします。炎症が落ち着いてきた段階で、足首の動かしにくさのある方やスポーツ復帰を考える方には、理学療法士によるマンツーマンのリハビリを行い、関節の柔軟性の獲得や、今後の捻挫を予防できるように運動の指導を行います。
問診票やレントゲン画像をもとに、経験豊富な医師が診察いたします。
患者様の病状をより正確に診断するために、関節を動かす検査や筋肉を伸長する検査を行うことがあります。
患者様が少しでも不安に感じられていることがあれば、遠慮なくお話しください。
痛みがなかなか改善しないときには、関節注射やトリガーポイント注射を行うことがあります。
当院ではリハビリテーションによる治療に力を入れています。
医師の指示に基づき、経験豊富なリハビリチームが症状に合わせた治療を行います。
◇ 運動器リハビリテーション
理学療法士などが20分間の個別リハビリを行います。
◇ 物理療法
電気治療や温熱療法で痛みを緩和します。